昨日観た映画『神様はバリにいる』
堤真一と尾野真千子主演と言ったら個人的にはとても観たい、と思って行った。
観た感想としては、笑って笑って、笑った!
設定としては「そんなバカなー」という感じで、リアリティに欠けるなって部分もあるものの、それを押して余りある勢いのある映画だった。
最初の方は不幸オーラ全開の尾野真千子演じる主人公が、段々堤真一演じるアニキなる人物に感化されて行って、元気いっぱい、ハッピーオーラの塊みたいな人物になっていく、というお話なのだが、朝の連ドラ「カーネーション」の主人公、激動の昭和を逞しく生き抜いた小原糸子役の印象が強いせいか、冒頭から尾野真千子が自殺志願者という設定がコントっぽく見えるくらい似合ってなくて、「いやいやどう見ても生命力の塊に見えるけど!殺しても死ななさそうだけど!」という感想。尾野真千子自身は相当頑張って演じていたけど、残念ながら熱演は空回りと言わざるを得ない。
一方、堤真一演じるアニキのハマりっぷりと来たら「え?アクサダイレクトのCMに出てくるあの堤真一さん?」と一瞬目をこすりたくなるくらいの鮮やかな変身ぶり。これは一見の価値がある。
こういう役はきっと、俳優魂を刺激されるんだろうな。
実話をベースにした映画で、原作本も出ているそうな。
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特に目新しい学びというのはなかったけど、とにかく笑い倒せたので、観て良かった。落ち込んだ時とかに観ると気分が変わっていいかもしれないです。