頭痛の効能
私は片頭痛持ちだ。痛くなり始めてもう十年以上になる。
頭痛よこんにちは
最初の方は病院にもかかってなかったし、風邪かなんかかと思って風邪薬飲んだり、自分に合わない頭痛薬(バファリン)を飲んで更に具合悪くなったりした。
子供を産んだことがないのであくまで想像だけど、このころの私は、例えが適切かわからないけど、全くの知識ゼロで泣き叫ぶ赤ちゃんを突然預かった感じだった。何で泣きやまないの?具合が悪いの?命に関わる病気とかだったらどうしよう。会社も休まなきゃ。病院てどこの病院がいいんだ。検索しなきゃ。あーでも泣き止んでくれないと何もできない。どうしたらいいの??
頭痛との戦い、幕開け
その後、数回の頭痛を経てこれはなんか変だと思い、脳神経外科や頭痛外来を何軒か回る。どこでもCTスキャンやMRIを撮られて、大体言うことは「典型的な片頭痛ですね」「ストレートネックですね」「脳に異常はありません」この3つ。
それは分かった。ストレートネックで散々Google検索もした。でも、この痛いのが定期的にやってくるのを根本から治療は不可能なのか?私に心安らかに過ごせる日々は来ないのか?
試行錯誤の日々
そう考えたわたしは、病院はあくまで対症療法と割り切り、藁をも掴む気持ちで良いと言われるものは何でも試した。
整体三軒。
鍼。
漢方薬。
太極拳。
食生活の改善。
アロマテラピー。
どれもこれもピンとくるものがなかったけど、唯一確実に前進したかな、と思ったものがひとつだけあって、それは頭痛日記をつけることだった。
頭痛を客観的に分析する
頭痛日記の良いところ、それは自分の頭が痛む時期、症状、直前に何を食べたか、何をしていた時に痛み出したか、対症療法の選択(薬を飲む、冷やす、眠るなど)、その結果などをできるだけ細かく記して後から読み直すことによって、自分がどんな時に痛くなるのかが浮かび上がってくることだ。
痛い時は痛みを消すことしか考えられず、痛みがなくなったらもうすぐ痛かったことを忘れてしまう。直近でいつ痛かったか、全然覚えていない性格なので、この客観性は非常に役立った。
頭痛日記を読み返して分かったことは、私は生理の周期に合わせて頭痛を患っている、ということだ。大体生理が終わったくらいで痛みが出ることが非常に多い。
あとは、仕事で深夜残業が続いた時。
周期がわかると原因も絞れる
片頭痛の発生要因は非常に多岐に渡ると言われている。
基本は脳内の血管が膨らみすぎることにより、周りの神経を刺激して痛むというのがものすごくばっくりした私の理解。もし違ってたら優しく指摘してください。
そしてその血管の膨張原因は、ストレス、疲労、食べ物(チョコレート、たまねぎ、ワイン、ハムやベーコンなどの加工された肉類)、睡眠不足、睡眠過多、眩しすぎる環境(眩しくて眉間にしわを寄せるのが片頭痛の原因になるからサングラスをかけなさいと病院で言われたことがある)、うるさすぎる環境、女性ホルモンバランスの急激な変動、などなど。
私の場合、生理周期に伴う片頭痛なので、おのずと原因は女性ホルモンのバランスの変動によるものなのだろう、と推測できる。
そうすると、とるべき対処法も決まってくるわけである。
ネットで検索しまくったところによれば、女性ホルモンのバランス変動により、脳内物質のひとつであるセロトニンが急激に減少すると血管が拡がる、とのこと。
つまり、セロトニンを切らさない生活を送ればいいのでは!?
結局、そこかい!
更に調べたところ、セロトニンを切らさないために個人レベルでできることは
早寝早起き
太陽の光を浴びる
よく噛む
リズミカルな運動をする
トリプトファンを含む食べ物を食べる(バナナやお豆腐、納豆など)
継続する
早朝の散歩がいいようです。
今の私、無理。
健康的な生活習慣というのが基本のよう。
よく噛んで食べる、リズミカルな運動をするというのは私にもできそうなので、試してみることにしている。
いずれにせよ、続けることが大事なんだろうな…飽きっぽい私にできるかな…。片頭痛もちの方がもしいたら、ぜひ情報交換したいです。
結論、頭痛の効能
タイトルまで辿り着くのにえらい時間がかかった上に、気持ち方向を誤った感があるけど果敢に締めくくろうと試みると、頭痛は嫌で嫌で頭痛いだけでもう何もできなくなっちゃうつらさなんだけど、ひとつだけ無理やり前向きに頭痛と向き合ってみるとするならば、頭が痛くない瞬間、頭痛が消えていった瞬間、もうそれだけで人生ブラボー!に思えるところ。
最近、アドラー心理学の「嫌われる勇気」とか、エック・ハルト・トールの本を読んで「今、この瞬間に集中すること」の大事さを学び始めたところなので、頭痛によって、今、ここ、というのを認識しやすくなったかもしれない。
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かなり無理やり感が漂うけど、コインの表と裏のように、頭痛がなかったら学べなかったこともある(かもしれない〕と考えている。
だって、そうでも考えないとただ痛がり損になっちゃうからね…。