だいぶ前に観た映画『カリフォルニア・ダウン』

地震とそれに起因する津波のシーンがあるという理由で、公開が延期に延期を重ね、規模を縮小して公開と相成った作品、『カリフォルニア・ダウン』。

この映画を一言でいうと
(地球上で最もサバイバル能力が高いひとりと巷で噂の)ドウェイン・ジョンソン扮するレスキュー隊員が、サンフランシスコで起きた未曾有の大地震のなか、一人娘を救出に向かう。

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絶対の安心感漂うビジュアル。

こんな人におすすめ
私の母は、ハラハラドキドキという感情だけを映画に求める人だ。『エイリアン』シリーズ、『クリフハンガー』、『ダイ・ハード』『ジュラシックパーク』シリーズなど、手に汗握って観ているこっちが思わず力が入ってしまい、「あぶなーーーーい!」と叫んでしまう映画を好み、というかそういう映画しか観ない。この映画は完全に母のために作られた映画と言っても過言ではない。

個人的感想
東北大震災の被害に遭われた人がこの映画を観てどう思うのか、どういう感情を抱くのか、私には想像することしかできない。

少なくとも私は、ネガティブな感情はあまり抱かなかった。映画を俯瞰して観ることができない(いつもどっぷり感情移入してしまう)からかもしれないけれど、少なくとも観ている間は「災害をエンタメ化してお金稼ぐなんて」と“けしからん”的感情は生まれなかった。

ただただ、生き延びたい、自分の愛する人が無事であって欲しいという切なる願いと、愛する人を助けるためにどんなことも乗り越えるという固い決意が一貫して感じられる本編だった。

もし、自分が大規模自然災害に遭ったらどうするか?何をどうすればいいか? 何をすれば家族が助けられるか?

この世に絶対はないから、これをすれば必ず生き延びられるという確証はないけれど、日頃からシミュレーションしておくことは大切だなと思った。

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12/23にはもう、ブルーレイとDVDが発売されるそうです。時の経つのは早い…先週おせち食べたと思ったのに…

だいぶ前に観た映画『アントマン』

はてなブログアプリの不調により、また飽きっぽい性格により、観ていた映画の感想文がものすごい溜まってしまった。もう一気に全部下書きを消したい。劇場公開終わってるものばかり。下手したらDVD出てるかもしれない。

マーベルコミックスの新しいヒーロー、『アントマン』を観た。特殊技術を施した不思議スーツにより、身体が蟻並みに小さくなる。

この映画を一言でいうと
全く新しいマーベルコミックスのヒーロー、アントマンが、自分の家族と街を救う話。

こんな人におすすめ
どちらかというと、ファミリー向けというよりはカップルとか10代以降の友達同士で観るエンターテイメントムービー。小さなお子様には画面がやや地味なので、面白くないかもしれない。

個人的感想
もう昔過ぎてどんなこと考えてみたか忘れちゃったなぁ。

劇中、わたしがこの一年ハマっているヤクルトが出てきて同時に映画公開時に地上波でアントマンが出てくるヤクルトのタイアップCMを放送しているのはなるほどなぁと感心した。でも、ヤクルト側ではアントマンという絶好の材料を手にしながらそんなに大々的に取り上げてる感じには見えなかったから、たぶんヤクルト側から持ちかけた話ではないんじゃないかなーと勝手に推測する。

「ちっちゃくても、強いヒーロー」と共通したコンセプトがあり、劇中でのヤクルトの扱われ方は、スーツを着て小さくなった主人公が床に落ちてるあの小さいヤクルトのボトルの横をすり抜けて走り抜けていくシーンで、主役から見るとヤクルトのボトルがちょっとした小屋くらいの大きさになっており、キャラクターの小ささを無意識にアピールする小道具だった。

ストーリーは、特に不可もなく、無難にまとめられている。マーベルのヒーローのなかでは人間くささがあって、努力して強くなるってところに好感が持てた。(私が単に他のマーベルヒーローの成り立ちを知らないだけかもしれないけど)

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小さ過ぎる。

本日の御神託

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If you have nothing else to give, give a smile.
人に何もあげられなくても、笑顔だったらあげられる。

自分の笑った顔(というか真顔もだし、強いて言うなら自分の見た目全般)に自信が持てないコンプレックスのかたまりです。でも、客観的に見てどんな見た目の人でも、笑った顔が不快というのはリアルにほとんど会ったことがなくて(苦手な人は笑顔も何もかも苦手になるからここでは除く)、だから良いとあんまり思えない自分の顔も、人から見た場合、笑ったときは多少改善されるんだろうなと思う。

無理は良くないけど、笑えるときはなるべく笑うようにしよう。人間というものは、面白くなくても笑顔でいるとだんだん楽しい気分になっていくそうです。意外と単純なわたしたち。

2015年12月の目標「いちにちひとつ、何かを手放す」

11月の目標は、達成できた日とできなかった日とで半々くらい。

結果、昨日唐突に「苦手な人」が「この世で1、2を争う勢いでハイパーに苦手な人」になっちゃったので、11月の目標、意味あったのかなと思う。

さて12月の目標を考えていて、数日経ってしまったものの、年末にふさわしく、「いちにちひとつ、何かを手放す」に決めた。ものを捨てるでも、不要だけど人には必要なものを譲るでも、要らない感情を手放すでもなんでもいいけど、なるべく体重を軽くしたい。究極まで、部屋から物をなくしたい。

ふと思いついたら、すぐに旅に出られるように。

2015年11月の目標「嫌いな人、苦手な人のいいところを見つける」

来月から、毎月ひとつずつ、やったことないことをやってみることにします。

一番はじめの月間目標は、「嫌いな人、苦手な人のいいところを探す」。

誰にでもいますよね。苦手な人、嫌いな人。人間だから当たり前です。いろんな人がいるから、この世は美しい。でもいろんな人がいるから、合う合わないはどうしても出てくる。

そこで、嫌いな人を好きになる努力は何回しても出来なかったから、考え方をちょっと変えてみることにしました。

無理に好きにならなくてもいいから、「あの人、苦手だけどこういうところはいいな」とか「ここは嫌いだけど、この点は尊敬できるな」とか、人を好きか嫌いの二元論で断定して思考停止せずに、複合的に人を捉えられるようになれれば、何か変わるんじゃないかなと思いました。

11月から、何か変わるといいな。

アボカド太郎の復活

アボカドの種から芽が出たので、成長を楽しみにしていた。

 

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2泊旅行の間、換気用に開けておいた窓から強風が吹きこみ、そのせいで飛ばされたアボカド太郎は器から落ちてしまい、かっさかさに枯れてしまっていた。

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ごめんなさい。

しばらく水につけていたが、葉っぱはもう戻らなかったので、泣く泣く葉っぱを切り落とした。幹が生きているかわからなかったが、とりあえず水につけたままにしておいたら、またいつの間にか葉っぱが出ていた。

 

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背景にピントが合っているのはご愛嬌。葉っぱを切り落とした痕が痛々しくも愛おしい。命って、すごいな。

先週観た映画『バクマン。』

知り合いに勧められた『バクマン。』を観た。原作は読んだことない。漫画を描く少年たちのサクセスストーリーで、DEATH NOTEを描いた人が描いた漫画、ってことしか知らない。

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この映画を一言でいうと

画力のある男子高校生と、作文のうまい男子高校生がタッグを組んで漫画を描き、週刊少年ジャンプに連載を始めることを目標に集英社に持ち込みを始める。
 

こんな人におすすめ

 
週刊少年ジャンプファン。マンガ好き。熱いストーリーが好きな人。劇場は若い人が中心だったけど、かつて青年や少女だった人たちにも、ぜひ観てほしいと思った。
 

個人的感想

「創造」って、こんなに楽しい!というのが伝わってくる映画だった。何かを作るということは、すごく辛くて、大変なことだけど、その分達成感はすごいものがあるし、それが受け入れられた時の、胸の奥から炭酸がブワー!と吹き出すみたいな気持ちよさと多幸感は筆舌に尽くしがたい。

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歴代人気作品で埋め尽くされた集英社の廊下を作品を手に歩いていくふたり。まだまだ世の中にはじぶんより強いやつ(漫画がうまいやつ)がいる?そんなの知るか。俺たちより強いやつを、俺たちは超えていく。若さゆえの勢いとまっすぐさが観ていて小気味よい。

そんな当たり前のことを、真正面から描いた作品だなと思った。
 
漫画を描くというのは手段のひとつで、この世に「創造」する行為というのは無数にある。お料理だってそうだし、会社員の仕事だって創造の一つだと思う。
 
日々の慌ただしさに押されて忘れがちな、シンプルだけど大切なことを思い出させてくれる映画だった。
 
キャラクターもそれぞれ個性がたっていて、はまり役ばかりだったので、ほっておいても話が転がっていきそうなしっくり感が楽しかったのだけど、その中でも秀逸だったのがクドカン演じる主人公のおじさんの川口たろう氏。

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主人公に漫画を描くことの楽しさと厳しさをその生き様で教えてくれる役どころだけど、まっすぐに不器用なまでに実直に、ひたすらに漫画愛だけを武器に生き抜いたその姿勢がカッコ良すぎて、惚れてしまいそうだった。私はカッコ悪さを衒いなく全面に出す潔い男性に弱い。っていうか誰でも弱いと思うけど。
 
また、個人的にはヒロイン役の女の子(小松菜奈)が、不用意に触れたら消えてしまいそうな、儚く繊細な美しさで見とれてしまった。『渇き。』にて映画デビューのモデル兼女優さんとのことです。

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