時を経て浮き彫りになる、ダサさとかっこよさの境界線

休日のぶらぶら感が大好き。

朝からピラティスを受けに行って、帰り道、どういうルートで帰ろうか考えながらiPhoneで好きな音楽を聴く。

We Got It Going On

We Got It Going On


今日は、小さい頃から好きだったBON JOVIの気分なので、Jon Bon Jovi のちょっとハスキーな声を大音量でずっと聴いている。

中学生の頃、本気でJon Bon Joviと結婚しようと思ったことがあった。そのために、「ヨメになるならば英語話せるようにならないと」と英語の猛勉強を始めた。そりゃもう受験なんてどうでもいいという勢いだった。だって、結婚って受験より大きいし、人生により深く関わるイベントだと思ったから。

結果、私はJonどころか誰とも結婚せずに今に至る。結果を達成できたかといったら、できてない。気づいたら私のJonは、学生時代のガールフレンドと結婚して、子供を三人も作っていた。そして今も奥さんとラブラブである。

ではこの時の猛勉強は、全くの無駄だったかというとそうでもなくて、外国の友達ができた。あと、英検とTOEICを受けておいたおかげで、就職できた。もちろん留学してもいない私の英語力はたかが知れているし、帰国子女の同僚や先輩には常に引け目を感じながら働いているけど、でも、少なくともこれはJonが私にくれたプレゼントだと思っている。

Jonは私のことなんて知らないし、一生知るわけもないけど。

きっと私のこの休日の徘徊も、目的は達成できなくても何らかの実りを私にもたらしてくれるんだろうな、と思う。


Lay your Hands On MeはBon Jovi を好きになったスタートダッシュ期にアホみたいに聴いていた曲だ。おぼこい中学生にはものすごくカッコよく思えて、この頃ジーパンの膝を破って母親にしこたま叱られたりしていた。(そしてそのジーパンは洋裁が得意な母の手により繕われ、履かされた)

このPVの破壊力は凄かった。脳みそと心臓を鷲づかみにされてる気持ちになった。あなたにこのPVがどう映るのか、ポジティブにうつるのか、ネガティブに映るのかはわからない。私には最高にクールに映ったし、だいぶ年月が経った(25年くらい?)今もめっちゃかっこいいと思う。

飛行機事故で早くに亡くなった歌手リッキー・ネルソンの息子で双子のロックバンド、ネルソン(デビュー当時、何故か宝焼酎 純のCMに起用されていた。)も、同じ頃すごくかっこいいと思ってたけど、今見ると誠に残念ながら私には超ダサく思える。

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何が違うんだろう?当時は同じように超かっこいい!と思ってたわけだから今もどっちもかっこいいと思うか、どっちもダサいと思うかなはずなのに。例えば今、私が初めてネルソンを見たら絶対に好きにならないと思う。(ネルソンの名誉のために申し添えると、曲のハーモニーは素晴らしいと思う。私がダサいと感じているのは見た目と歌詞の内容です)

それが具体的には何なのかは分からないけど、多分そこが、ネルソンは一発屋で終わってしまい(わたしの中で、です。彼らは今も活動は続けていて、今月もアルバム出すみたいです)、Bon Joviを今も第一線で活躍させている要素なんだろうな。一体なんなんですかね、それって。ホンモノ感?

関係ないけど、ネルソンのお父さんはめっちゃイケメンだったんだなー。ザック・エフロンみたい。
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