新幹線で学んだこと
恥ずかしながら、いい大人になってだいーぶ経つのに、新幹線で今日知らなかったことを学びました。
日本に住む成人なら知ってて当然なのかもしれません…知らなかった…
なで肩を更になで肩にしつつ、今日学んだことを書いてみたいと思います。
イントロダクション
JRのホームページ、えきねっとで新幹線の指定席を予約して、当日朝、乗車駅で受け取りする予定で、受け取りに時間がかかることを考え、乗車予定時刻の30分前に駅に着くように向かいました。
ここまではいい。
自販機でチケットをピックアップしようとするも、購入に使ったクレジットカードの暗証番号を入れてくださいと表示され、今までカード使用時に一回も暗証番号を使ったことないことに気づきました。サインonly。そもそも暗証番号なんて指定した覚えもない(学生の時に海外利用に行く時にあわてて作った)。
仕方ないので、窓口に並びました。並んでる人はたくさんいたけど、まだ20分以上あるし、大丈夫、大丈夫、と計算して。
この計算があさはかだったことを知るのは、20分後なんですけれど。
まさかの伏兵は、会社の違い
だいぶ待って、発券急いでもらわないとなーとやや焦りながら自分の番が来てカウンターの人に伝えました。
「5分後に発車予定の新幹線の指定席をえきねっとで予約してまして、受け取りたいのですが、自販機だとクレジットカードの暗証番号が分からないので、こちらのカウンターで発券をお願いします」
我ながら完璧な日本語です。伝えたいことを一言で言い切った!
間髪入れずカウンターのお兄さんは無表情で私に告げました。
え?
JR東海のカウンターでJRの新幹線の切符を取り扱ってないってことですか?
戸惑うわたくし。
勝利を確信したトロイ人が、市内に引き入れた木馬からオデュッセウスたちが出てくるのを見たときみたいな顔になっていたと思います。
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意味がわかりません、と伝えると、カウンターのお兄さん(だが、明らかに年下)がやや苛立って私に告げました。
それを早く言えーーーー!!!
つーか全然知らなかったーーーー!
見回すと改札のはるか向こう遠くに見えるもうひとつのJR窓口。全く同じに見える窓口。東日本か東海かなんて、ぱっと見て答えられる人いるのか?
JRはJRなんじゃないの??
おとなしくカウンターに並んでいた時間は何だったの??
東日本のカウンターにダッシュしてみるも、こちらも先ほどと同じくらい人が並んでいる。30分前行動、意味なし。大事なことなので繰り返す。
30分前行動、全く意味なし!
このままだと絶対新幹線に間に合わないと思ったので、そばに案内係の駅員さんを探すも、一人もいない。でも列に割り込むわけにもいかない。
いま、他に私にできることはなんだ?と考え、改札付近まで戻り、駅員さんに事情を話すが、JR東日本のカウンターでしか発券はできない、並べ、ハイ次の方!的な応対に、がっかり。
私「それってつまり、まだ発車していない新幹線の指定席を乗らずに無駄にしろってことですか?」
駅員さん「ま、そういうことになります。ま、自由席に並んでいただくか。ま、いずれにせよ、東日本のカウンターへどうぞ。お客さん、後ろに並んでる方いらっしゃるので、どいてもらえます?次の方ー!」
何だろう、この差別されているような扱いは…。
新幹線のチケットを当日ピックアップしようとした私が間違っていたのか。東海と東日本の違いも知らずに、当日ピックアップなどという無謀を試みたあさはかな人間は、無念のうちに朽ちて死ぬべしなのか。
涙ぐみながらも東日本のカウンターに並び直し、私の新幹線ももう行ってしまった後に順番が来て、カウンターのお兄さんに半泣きで訴えたら、お兄さん(今回は同い年くらい)が無表情で言った。
「本来ならば禁止なんですが、今回だけは、指定席を次の新幹線に変えましょう。」
お兄さん大好きーーー!
そんなこんなで無事新幹線に乗ってます。
本日の教訓
それにしても、えきねっとの仕組みは分かりにくすぎる。というか、東海と東日本でデータシステムが共通化されていないのが不便すぎる。そしてそれについてのユーザーへの通達が分かりにくすぎる。
新幹線の中のWi-Fiも、使用できます!ってアナウンスがあったので、あら便利と思ってパスワードを調べにホームページに行ったら、無料ではなく、各プロバイダと契約してる人が使えるってだけだった。それ、さも便利そうにアナウンスすることじゃないと思う。
でも、本来の目的(短時間で遠くに行ける)は達成できたので文句はこれくらいにします。
今日の教訓は、「新幹線に乗るときは前日までにチケットをピックアップしておけ」でした。
生きていると、何歳になっても勉強になることがありますね。