先週観た映画『ヴィンセントが教えてくれたこと』
ビル・マーレイの主演作を観ました。
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『ザ・ロイヤルテネンバウムス』『ロスト・イン・トランスレーション』『グランド・ブタペスト・ホテル』など、エッジの効いたイマドキの作品に次々と出演している名優さん。
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一回りまわって、今、トレンドが来てる感じなのか、純粋に演技力を評価されてるのかは私にはわかりませんが、とにかく映画の中でも、主役ではないけどとにかく味のある役どころにキャスティングされる俳優さんです。日本人の俳優で言えば、柄本明?という話を映画愛がすごい先輩と話していましたが、後で蟹江敬三さんとかもそうかなあと思いました。
この映画を一言でいうと
偏屈で性格が悪く、乱れまくった極貧生活を送る老人、ヴィンセントのボロ家の隣に引っ越してきたシングルマザーとその息子が、ひょんなことからヴィンセントとの交流を始め、次第にお互いの中で存在が大きくなっていくお話。
一言でいうと、「暗くない『グラン・トリノ』」かな。
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こんな人におすすめ
映画を観てほっこりした気持ちになりたい気分の方に、ぜひ。
実は、個人的にほっこりという単語があまり好きじゃないんですが(複雑な感情のというか、繊細な心の機微を表すのに雑な感じがするから)、悔しいけどその単語が、この作品にはいちばんぴったりかなあと思います。
例えて言うなら、上京して一人暮らしで頑張ってる若者が、地方の実家から野菜やらカップラーメンやら段ボールにぎっしり入った荷物が届いた、と思ったら、中に添えられてる親からの手紙にヘッタクソなイラストが描いてあって、「何が描きたかったんだよ一体」とひとしきり笑った後、一生懸命背中を丸めて描いてる後ろ姿を想像しているうちに、じんわり涙ぐんでしまう。そんなときの感情に似ています(長い)
個人的感想
ナオミ・ワッツが予想外にいい演技だった!ロシア人の娼婦役なんですが、ロシア訛り完璧だし、ちょっと荒れてる肌作りも完璧。ハリウッドの人たちはみんな努力が半端ない。
もともとおじいちゃんやおばあちゃんが出てくる映画が大好きで、もし自分がレンタルビデオ店のアルバイトだったら、おじいちゃんおばあちゃんが出てくる映画コーナーを作りたいくらい好きなので、おじいちゃんおばあちゃん映画については人よりちょっとだけ多く観ていると思います。本作に関しては、その中ではとても直球な作品だと思います。
作品の中で、ヴィンセントという人間を形作ってきたさまざまな事柄が大きなことから小さなことまで、少しずつ明らかになっていくのですが、それらがことごとく愛おしく感じられる映画でした。
エンドクレジットの間流れる曲はボブ・ディランの「シェルター・フロム・ザ・ストーム」。
生きてて出逢うつらいことや切ないこと、それらを乗り越えて出会える小さなしあわせが、悲しみからの安全な隠れ家(シェルター)になるんだろうなと思います。
しあわせになれる映画です。