漫画「セトウツミ」が面白い

最近、なるべく図書館で本を借りるようにしてから、本を買うことが減った。図書館ではあまり漫画の蔵書がないので、合わせて漫画を読む機会も減った。定期的にONE PIECEの新刊を買って読んでいるくらい。

そんな中、先輩が熱意を込めてオススメしてくれた「セトウツミ」を読んだ。この先輩は、家にたぶん5,000冊くらい漫画があって、壁一面本棚で、仲間内ではその人の家は「漫画喫茶」と呼ばれている。ありとあらゆる漫画を読んでいる人なので、「おもろい漫画センサー」も鋭い。

その先輩が「久々のヒット」と言っていたので、先輩と会ったその日に本屋を四軒回ったけど、どこも売り切れだった。Amazonで探したらお届けは2週間後だった。待てない!

翌日、渋谷TSUTAYAで3巻まで出ているうち、2巻までは購入。

楽しみ過ぎて、表紙を開く指が震える。

セトウツミ 2 (少年チャンピオン・コミックス)

セトウツミ 2 (少年チャンピオン・コミックス)

(いま、リンク貼り付けしていて、そんなに即日読みたかったらKindleで買えばよかったことに気づいた)

主役は二人の高校生、瀬戸くんと内海くん。大阪のフツーの高校生だ。舞台は学校帰りの川沿いの階段。ここに毎日放課後座ってどうでもいいことをしゃべっている。ただそれだけ。

なのに抜群に面白い。ボケ役の天衣無縫な瀬戸くんが突拍子もないことを言い出すと、コンマ何秒で内海くんの冷静なツッコミが入る。気持ちいい。何よりふたりの言葉選びのセンスが良い。

セトウツミには主役ふたり以外の登場人物もそれなりには出てくる。瀬戸くんのおかんとか、バルーン芸人のバルーンさん(外国人なのにだれよりも濃い大阪弁)とか、名前、髪型全てが左右対称田中真二とか、ゴリラ先生とか。みんなキャラが鋭角に立っていて、笑ってしまう。

早く続きを読みたいというよりは、同じコントや漫才を繰り返し見ても笑ってしまうという感覚に似ている。私はさまぁ〜ずの「キノコの話」というコントが大好きなのだが、(YouTubeで検索したらすぐ見られる)眠れない夜とかに携帯でこれを見ると安眠できる。たぶん、笑って体の緊張がほぐれるんだと思う。

セトウツミも、同じく寝る前に繰り返し読む漫画になりそう。

そして、実写映画化決定!
来年の公開が楽しみ。まずは3巻をゲットすべく、本屋さんをめぐろう。