こないだ観た映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』を観た。
自分が70歳になった時、これだけのクリエイティビティを保っていられるのだろうか?『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は人間という生き物の限界も垣間見せてくれる、傑作だと思う。
第1作は1979年に公開された映画で、その荒廃した世界観は後のマンガ「北斗の拳」に影響を与えたと言われている。作品としては非常に低予算ながら、全世界で高い興行収入を稼ぎ、『ブレアウィッチ・プロジェクト』に抜かれるまで「制作費と興行収入に最も差がある映画」としてギネスブックに載っていた。
この映画を一言でいうと
大量殺戮戦争の影響で砂漠化した大地を彷徨うマックスは、環境破壊による身体疾患をわずらう患者のための血液提供者として暴徒に拉致される。しかし、捕らわれた先の砦で脱走劇が起こり、輸血者に繋がれたまま、マックスも車に乗せられて脱走犯の追跡劇に無理やり連れて行かれる。
こんな人におすすめ
最近の映画は小難しくていけない!という人は絶対に楽しめる。正直、前三部作を観ていない人もついていけるくらい、内容はシンプル。逃げて自由を掴め。
もちろん三部作ファンはさらに楽しめるポイントがたくさん用意されているけど、何も考えずに、映画を理解するのではなくて、世界観の中に埋没し、映画を体感するのにうってつけの映画。
個人的感想
過去3作品も撮った監督のジョージ・ミラーは、御歳70歳。この年齢でこのクリエイティビティ!ただただ「かっこいいから」という理由で繰り広げられるカーデザインや圧倒的な暴力描写、観ているだけで口の中がジャリジャリしてくるような砂埃にまみれた世界観、油と汗と血の匂いがスクリーンのこちら側まで漂ってくる画面づくりには敬服するしかない。
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