のんびり日曜日

前々から頭の隅にあった、やることリストに「学生の頃好奇心だけで始めてすぐ挫折したヴァイオリンをまた習い始める」っていうのがあって、こないだボサノバライブを聴きに行って改めて弦楽器っていいなあと思ったので、思い立って押入れの奥にしまいこんでたヴァイオリンを調整に出してきました。25年ぶりに会った楽器は、変わらない匂いで眠っていました。

今日行った楽器工房はたまたま街で見つけて、へーこんなところに、って思ってたんだけど、多分ボサノバライブに声をかけてもらったのも、工房を見つけたのも、「いい加減また始めなさい」っていう示唆なんだろうな、と思って、素直に始めてみます。

駒の交換、弓の毛替え、小さい割れの修理、諸々含めて35,000円くらい。

教えてくれる人も紹介してもらったけど、月謝おいくらなんだろう…お子さんがいると、いくらお金があっても足りないとお友達でお母さんやってる人は言ってて、そうだよねえ、と呑気に相槌を打っていたけど、私にもちょっとだけ、お金と手間のかかる子供ができたみたいな気持ちです。

もちろん本当のお子さんは熱を出すし、食べるしうんちするし、泣くし、25年間ケースに入れたまま押入れに押し込んでいたら大変なことになるから、決して比べられるものじゃないんだけど、いい年して結婚もできない負け犬の私だって、愛おしむ対象を作ったっていいじゃないか…と自分に半ば無理やり言い聞かせています。

来週にはお泊まりを終えて帰ってくる予定。お稽古の話も進めておかなくちゃ。そしてお月謝のために頑張って働こうっと。