悟りを開く方法

緊張する場面は、「ショートコント」というキーワードで乗り切れるという話を聞いた。


Twitterで数年前、話題になったらしい。(ネタ元を検索したけど、古過ぎる話題なのかどれがオリジナルかわからなかった)

入社試験でもバイトの面接でも、ドアを開ける前に脳内で「ショートコント  面接」とつぶやいてから入ると緊張しない、という内容。

これってつまり、自分の置かれた状況を一気に客観的な視点に持ってくる技なんだろうなと思う。別の言い方で言えば、自分の人生をコントになぞらえて、緊張するはずの主役の視点から、一気にただコントを見て笑う観客の視点に移動するってことだ。

観客はただ気楽に観察して、面白かったら笑えばいいだけだから、そこに責任はない。その視点に立つことによって状況から自分自身を切り離し、緊張状態からも自分を切り離す。

これって緊張する場面だけじゃなく他の場面でも使えると思う。

例えば、朝の通勤の満員電車の中で、ピンヒールに足を踏まれたり、おばちゃんに横入りされたり、おっさんのお腹に押し潰されそうになった時。「ショートコント  満員電車」

例えば、ムカつく上司や先輩に心無い暴言を吐かれた時。「ショートコント  社内パワハラ

例えば、ものすごい手痛い振られ方をして、落ち込んでいる時。「ショートコント  失恋」

自分の視点から幽体離脱して、あたふたしたり、カチンときたり、メソメソしている自分を他人事として外から眺めると、ピチピチに切羽詰まっている自分の周りにふわっと余裕ができて、「まあそんなこともあるよね。人生だし」という気分になれる。

これを突き詰めていくと、かつてお釈迦様が到達した悟りの境地に行けそうな気がする。


早速、2日後に試してみよう。

「ショートコント  月曜日の出勤!」