今日観た映画『ストックホルムでワルツを』
ムーミンに出てくるひっつめ頭のリトルミィ。いつもクールで皮肉屋だけど、彼女の言葉にぐっとくることが度々ある。
一番好きなのは、強さについての彼女のセリフ。
迷わないことが強さじゃなくて、怖がらないことが強さじゃなくて、泣かないことが強さ... : 【リトルミイ】胸にグサッと、突き刺さる【名言集】 - NAVER まとめ
迷わないことが強さじゃなくて、怖がらないことが強さじゃなくて、泣かないことが強さじゃなくて、本当の強さって、どんなことがあっても、前をむけることでしょ。前をね。
今日観た映画『ストックホルムでワルツを』は、リトルミィの名言を映画にしたらこうなる的な映画だった。
【公式サイト】映画『ストックホルムでワルツを』│11月29日(土)、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町他全国順次公開
ネタバレにならない程度にあらすじを書くと、スウェーデンの田舎町でジャズシンガーとして名をあげることを夢見るシングルマザーの話。
個人的には全く共感のできない主人公だった。親よりも子供よりも、何よりも自分の夢を優先する、主人公の強烈な自意識に反発を覚えるからだ。
でも、冷静に考えると反発を覚えるのは、自分には真似出来ない憧れと嫉妬が入り混じっているからだと思う。そんな風に生きられるなら生きてみたい、けど、出来ないから、童話に出てくるすっぱい葡萄のように、「あんなの」って価値を認めないように自分の意識を誘導しているんだと思う。
「前を向く」ことと、「自分の気持ちに正直に生きる」ことは必ずしも同じじゃない時もあるけれど、それでも、迷いながらもまっすぐに進みたいと思う。
ちなみに何かに迷った時のガイドラインは、選択肢をリストアップしたうえで、将来自分が死ぬ直前にその選択を後悔するかどうか、考えてみることだ。
迷っても、怖くても、時には泣いてしまっても、前を向いていこう。残り少ない2014年も、やがて来る来年も。