草むしりと瞑想の関係性
こないだの週末、南房総で農作業体験をした。
具体的には下記のとおり
◼︎ビワの出荷準備(実にかぶせた虫除けの薬を塗った紙袋を外し、選別作業用にビワを並べる)
◼︎畑の雑草をむしる
◼︎泊まらせてもらった空き家のお掃除
とても楽しかった。確かに掃除の際に廊下の暗がりからヤモリの死がいが出て来て絶叫したり、ビワの袋むきの際にムカデが飛び出してびびったり、いろいろとあったが、今回の白眉は何と言っても草むしりだと思う。
正直、最初は草むしりなんて面倒だと思った。ところが、いやいやでもやり始めたら、何だかどんどんテンションが上がって来てしまった。
いや、テンションが上がるというより、自分の中がどんどん静かになっていって、五感が研ぎ澄まされる感じ。自分と周りの環境との間にある境界線がどんどん溶けて曖昧になって、太陽の下で周囲の自然と一体化してるのを感じた。
ウグイスの声を聞きながら、自分がさえずってる気分になったし、風が吹けば、自分が海を渡って陸地に吹いてくる風になった気がした。雑草の草いきれの匂いに土の中に根を張る命のたくましさを感じたし、私の指に気づいて慌てて土の上を逃げて行く虫たちに妙な仲間意識を感じたりした。
瞑想に似ている、と思った。
結果、なのか、関係ないのかは不明だが、週末あけて月曜日の私は、本能のままにいつもより一段と我慢がきかない自分になってしまっており、社会人として閉口している。
今の会社を辞めたくて仕方ない。
上司の顔もチームメイトの顔も見たくないし、なるべく話したくない。
私はこんなに好き嫌いが激しかったのかと、自分でも驚いた。
転職活動、してみようかなあと思う。