スペースボール

スターウォーズのパロディ映画で、スペースボールというのがある。

まだ子供の頃、父親がレンタルビデオで借りて来たのを観て、弟とドハマりして、一泊2日で三回くらい観た。

CS放送でやっていたので懐かしくて何十年かぶりに観た。やっぱり面白かった。英語がわかるようになった分、あ、こここう言ってたんだというところが増えて、面白さは更に増えていた。

世界中に熱狂的なファンがいるコンテンツを真っ向からおちょくるこういう映画を作れる土壌があるアメリカって、そしてこういう映画を作れちゃうアメリカ人って、捻くれてるし、とても健全だと思う。

日本が世界に誇るコンテンツって何だろう?例えば七人の侍でもいいし、それが古ければ最近のヒットした邦画、何でもいいんだけど、それをおちょくる映画を作ったら、あっという間に訴えられるだろうし、ファンから怒涛のような攻撃が来るだろう。ネット炎上の、いわゆる「けしからん」攻撃。

一つのコンテンツに対して、心酔する人もいれば、はすから見る人もいて、いろんな見方の人がいてそれでいいじゃない、と思うんだけど、日本人は特に自分と意見を異にする人を完膚なきまでに叩きのめし、土下座のうえで「私が悪うございました」と言わせないと気が済まないようだ。

自分と違う何かを排除しようと躍起になっていたら、宇宙人も気軽に地球に遊びに来られないと思うんだけどなあ。

そんな私も、本家スターウォーズは2本しか観てないので、えらそうなことは言えません。ごめんなさい。